「ハイゼットカーゴ」のAピラーの死角は大きい
先日の投稿で社用車のハイゼットカーゴについて少し書きましたが、自分の車であるトゥーランは仕事が休みの週末にしか乗らないのに対して、ハイゼットカーゴは基本的には仕事のある日は毎日乗っており、高速に乗って遠出をすることはほぼ無いので走行距離こそ短いものの、運転している時間だけを考えると、トゥーランよりハイゼットカーゴを運転している時間のほうが長いんじゃないかと思います。
ハイゼットカーゴではほぼ一般道を走るわけですが、一般道には信号や交差点があり、多くの歩行者や自転車もいます。
安全運転を心がけているので、横断歩道のある場所ではしっかり確認もしますし、右左折する予定の交差点の手前で自分と同じ進行方向に走っている自転車がいれば交差点に入るまでの動きも確認しながら走ったりもします。
それでも、突然あらぬ方向(横断歩道以外の場所など)からノンストップで交差点に突っ込んでくる自転車など、勘弁してくれと思う状況に遭遇することもありますが、車を運転する立場としては交通弱者を守るのがルールであり、細心の注意を払ってハンドルを握らなければなりません。
そうやって注意しながら運転をしているのですが、最近、少しドキッとする場面がありました。
小さな交差点で右折しようとゆっくり進んでいたところ、突然目の前に歩行者が現れました。
「えっ!?」っと驚くと同時にブレーキを踏んで停車し、事なきを得たのですが、「さっきはいったい何が起こったんだろう」としばらく運転しながら考えるほど動揺していました。
どうやら、突然目の前に現れた歩行者は、Aピラーの死角になる場所から交差点に入り、その動きと僕の動きがたまたまシンクロしていてAピラーの死角に入ったまま移動していたと考えられます。
Aピラーの死角に歩行者や自転車がいないかは常に確認をするよう心がけているのですが、様々な条件が重なった結果、事前に気付くことが出来なかったようです。
これを経験して以降は必要以上にAピラーの死角には注意するようになったのですが、上の画像を見ても分かるように、Aピラーの死角というのはかなり大きく、歩行者や自転車が充分に隠れてしまうほどの死角です。
これは、ドアミラーがAピラーの付け根に取り付けられていることと、Aピラーの角度が立っていること、あとは運転席とAピラーの距離が近いのが原因じゃないかと考えています。
トゥーランはドアミラーがドアに取り付けられていて(ドアスキンマウント)、三角窓もあるのでかなり視界は良好です。
さらにピラーの角度もハイゼットカーゴに比べると寝ていますし、運転席からの距離も遠いので、それほど死角は気になりません。
そこで、ふと、ポルシェ 911はどうなのかな?と思い調べていたのですが、改めて気付くことがいろいろありました。
空冷から水冷への変化と同時にボディも大きく変化していた
引用元:Wallpapersden
のちほどご紹介する動画を見ていただくと分かりやすいのですが、歴代ポルシェ911の中での大きな変化といえば「空冷」から「水冷」になったことが一番の変化だと言えますが、このとき同時にボディやフレームも大きく変化していたようです。
最初に登場する「901」から空冷最後の「993」までは、フロントウィンドウの角度からドアの形状・取り付け位置、そしてホイールベースまで、ほとんど変更が無く、空冷から水冷へと変化した「996」で大きな変更があり、ホイールベースが延長され、フロントウインドウも寝かされています。
(角度が5度変わっている)
それと同時に三角窓が廃止され、ドアスキンにマウントされていたミラーがAピラーの付け根にマウントされるようになっていますね。
その後、「991」でさらにホイールベースが延長され、再びドアミラーがスキンマウントへと変更されています。
ここに書いたものはほんの一部で、実際にはモデルごとにほとんどの部分が変更されているのだと思いますが、動画を見ていて感じたのは「どのモデルも間違いなくポルシェ911」ということです。
登場から50年以上が経過していますが、誰が見ても「ポルシェ911」と認識できるその姿は、これからも車好きを魅了し続けていくことになるのでしょうね。