「銀イオン水」で内装掃除をしてみた

純水は腐敗する可能性がある

緊急事態宣言中ということで自宅で過ごす時間が長くなっていますが、まだまだ残暑も厳しく、洗車をするにはかなりの覚悟がいるため、軽く内装の掃除をしてみました。
トゥーランの内装ですが、上の写真のような「グロスブラック」の部分が多く、モニターのタッチパネルはもちろん、その周辺やシフトノブ、メーター周りにダッシュボード、ドアトリム...とけっこうな部分がグロスブラックになっています。
これらの部分は内窓と同じで普通に水拭きをすると拭いた跡が残ってしまう場合があるので、いつもは「純水(精製水)」を使って内装(内窓も)の拭き上げを行っていますが、今回は新たに「銀イオン水」を使ってみることにしました。

というのも、純水はその名の通り「純」な水で、水道水などに含まれる塩素やミネラル分などの不純物を取り除いたものになります。
以前の投稿でも純水については書きましたが、ボディはもちろん、特に内窓を掃除したときにタオルなどで拭いた跡が残りにくいのでオススメです。
ただ、不純物が入っていないのもいいことばかりではなく、水道水に含まれる「塩素」には殺菌効果があり、水の腐敗を防ぐために入っているもので、その殺菌効果のある塩素が含まれていない純水は、空気中の雑菌などが混入することで腐敗(カビなどが繁殖)しやすいということを耳にしました。

カビが発生すると容器内に浮遊物があったり、臭いで分かるようですが、発生してすぐなどは分からない場合もありそうで、そのまま使用することで車内にカビを広げてしまっては後々大変なことになりそうです。
乗車中にカビを吸い込むのは健康にも良くないですし、エアコンのフィルターなどに付着したカビがどんどん広がり、それがエアコンの風に乗って再び車内を飛び回るなんてことを想像すると怖くなってきます。

そうならないためにも早めに使い切るのがいいようですが、あるメーカーだと開封後は1週間以内に使い切るようにとの注意書きがあり、ドラッグストアなどで販売されている500mlのものを買ってきて内装の掃除に使ったとして、とても一度に使いきれるような量ではありませんね。

僕の場合、会社で使っている純水を小さな容器に分けてもらっているのですが、それをスプレー容器に入れてトランクに載せており、出先などで不意に鳥フン攻撃をされたときなど、このスプレーで水を拭きかけてティッシュで拭き取るようにしています。

こういう使い方だとなかなか減るものでもなく、おそらく半年以上は経過しているんじゃないかと思います。
幸いなことに今までにカビなどが発生したことはありませんが、もしかするとただ運がよかっただけで、ある日突然カビが発生していて、気付かずに使ってしまう可能性もゼロではないわけです。

銀イオンには抗菌効果がある

そんなわけで、想定外のカビの被害を予防するために「銀イオン水」を使ってみることにしました。
この銀イオン水ですが、仕事関係で入手したもので、基本的な成分は「純水+銀イオン」となっています。
たくさんの商品が市販されていますが、製造方法やろ過度合い(不純物の含有量)、銀イオンの濃度はメーカーにより様々とのことで、僕が使用したものは0ppmまでろ過した水(純水)に10ppmの銀イオンが含有したものになります。

ひとまずガラス部分にスプレーで拭きかけて乾燥させてみましたが、純水と同じで全く跡が残ることも無く、これなら問題ないだろうということで実戦投入です。
銀イオンには抗菌効果があるそうで、内装など手の触れる部分を掃除するにはいいんじゃないかと思いながらどんどん拭き上げを行っていきます。

ちなみに拭き上げに使うのは「プラスセーヌ」で、プラスセーヌにはタオルのような縫い目がないので、メーターなどのキズの入りやすい部分も安心して使うことが出来ます。
シートにはPVCレザーのシートカバーを被せているので、ここも一緒に銀イオン水をスプレーしてどんどん拭き上げを行い、最後に内窓をきれいに拭いて作業完了。

約30分ほどの作業でしたが、まだまだ残暑が厳しく、終わる頃には汗だくになってしまいました。

本当ならつや消しのプラスチック部分に保護艶出し剤を塗布してから拭き上げを行いたかったのですが、それはもう少し涼しくなってからにしようと思います。

トランクに入れていたスプレー容器にも新しい銀イオン水を入れておいたので、しばらく様子を見てみようと思います。
純水よりは格段に腐敗する可能性は低いと思いますが、「水」であることに変わりは無いですし、車内という高温になる場所に保管していることもあるため、時々様子を見ながら、ある程度の期間が経過したときには見た目や臭いの変化がなくても新しいものに入れ替えたほうが気分的にもいいんじゃないかなと思っています。

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